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馬の骨でも考える/Even a Nobody Thinks…

剰余の増殖

資産の大循環構造においてで資産が変動し、その過程で資産が増加、つまり剰余が発生することがわかった。変動・増加した資産は発展的にどのように変容するのか?また、発生した剰余がさらに剰余を生む、すなわち剰余が増殖することはあるのか?それはどのようなしくみなのか?

1.剰余の源泉3類型を生み出す資産変容
2.「重ね合わせ」が起動する「対象領域ジャンプ」 
3.資産移動の発展モデル――移動から変容へ
  0)原点/無から有へ:資産の生成・単体資産変動の開始
  1)第一段階/単体から相対へ:相対ストック移動の開始
  2)第二段階/ストックからフローへ:相対フローの開始
  3)第三段階/フローから重層フローへ:フローの重層展開
4.変動から変容へ――資産変容の発展モデル

  1) 単体資産変容
  2) 相対資産変容
    2.1) 相対ストック変容
    2.2) 相対フロー変容:重層フロー

構造分析(4)資産の連鎖と変容ーストックとフローのつながりとうつろい(改訂版)

1.剰余の源泉3類型を生み出す資産変容

剰余の源泉3類型は、それぞれどのような資産変動類型で剰余となるか?

労働力       :消費フロー(単体変動)
実存資産(真正剰余):自然賦与・事業フロー(単体変動)
実存資産(仮構剰余):貸借フロー・投資フロー(相対変動)
貨幣(仮構剰余)  :貸借フロー・投資フロー(相対変動)

労働力を真正剰余ととらえると、真正剰余・仮構剰余を生成する資産変動類型は?

真正剰余:単体変動
仮構剰余:相対変動

→ 構造分析(4)資産の連鎖と変容ーストックとフローのつながりとうつろい(改訂版)
   2.3 資産の大循環構造の本質

2.「重ね合わせ」が起動する「対象領域ジャンプ」

ある対象が 「既存のループから抜け出し、新たなループへ移行する」 現象のことを、本稿では「対象領域ジャンプ」と呼ぶことにする。

→ 世界の見方を変える三つの視点 5. ループの流れを変える「対象領域ジャンプ」

資産変動においても、「重ね合わせ」が起動する「対象領域ジャンプ」が多様な資産変容を展開する。

<重ね合わせ ⇒ 対象領域ジャンプ>

・「フロー」と「ストック」の重ね合わせ  
  ⇒ 株式(投資フローの権利)を売却(貨幣と交換=相対ストック変動)する。

・「権利」と「義務」の重ね合わせ
  ⇒ 借金の返済(貸借フローの義務)に有価証券(投資フローの権利)を充当する。

・「フローの権利」と「別フローの元本資産」の重ね合わせ
  ⇒ 有価証券(投資フローの権利)を別会社出資金(別投資フローの元本)に充当する。

・「フローの元本」と「別フローの元本」の重ね合わせ
  ⇒ 借入金(貸借フローの受入元本)を第三者に貸出する(別貸借フローの元本投入)。

等々。。。

→ 『ストック』と『フロー』の『重ね合わせ』とは
『投資資産/相対純資産』が持つ『二面性』とは
  経済活動を深化させる『対象領域ジャンプ』とは

3.資産移動の発展モデル――移動から変容へ

資産移動を構造的な発展の連なりとして再解釈することで、資産移動から資産変容に至る、連続的な深化モデルとしての姿が浮かび上がる。

0)原点   無から有へ       : 資産の生成・単体資産変動の開始
1)第一段階 単体から相対へ     : 相対ストック移動の開始
2)第二段階 ストックからフローへ  : 相対フローサイクルの開始
3)第三段階 フローから重層フローへ : フローの重層展開

→ 構造分析(4)資産の連鎖と変容ーストックとフローのつながりとうつろい(改訂版)
   3.資産移動の発展モデル ―― 移動から変容へ

0)原点 無から有へ:資産の生成・単体資産変動の開始単体資産変動の開始

1)第一段階 単体から相対へ:相対ストック移動の開始

2)第二段階 ストックからフローへ:相対フローサイクルの開始

3)第三段階 フローから重層フローへ:フローの重層展開


4.変動から変容へ――資産変容の発展モデル

資産変容がどのように発展していくかを、BS3層フレームで明らかにする。

・対象(単体/相対/集合体):単体資産変容/相対資産変容
・構造(ストック/フロー) :ストック変容/フロー変容
・関係(フロー構造)    :重層フロー

資産変容の構造類型を探求する → 「変動から変容へ――資産変容の発展モデル」

変動から変容へ――資産変容の発展モデル






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