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馬の骨でも考える/Even a Nobody Thinks…

第Ⅱ部 意味の本質


1.ゆらぎの存在――意味になる前
2.ゆらぎが意味になるとき
3.意味の最小単位
4.意味生成構造――意味生成プロセスを内核/外殻で再編
5.「開いた構造」から「閉じた構造」へ
6.意味の源泉——「関係(方向づけ)」
7.関係の傾斜――方向性が生じる生成条件
8.意味が関係でしか始まらない理由
9.BS-DSRフレームによる意味生成構造
10.結論――意味のはじまりは、関係のたちあがり


1.ゆらぎの存在――意味になる前

  1) 本理論の前提――ゆらぎが存在する
   1.1) 「ゆらぎとは何か」は専門家(物理学者・哲学者)に委ねる
   1.2) 本稿は「存在しているゆらぎ」がどのように意味として構造化されるか俯瞰する
  2) ゆらぎの現れる場所――現れるかたち
   2.1) 自然界――自然現象(物理現象)――発散している自然特性・・・・外発的ゆらぎ
   2.2) 脳内―――思考の源泉となる何らかの違い・・・・・・・・・・・・内発的ゆらぎ

2.ゆらぎが意味になるとき

  1) ゆらぎと意味の違い――人が認識しているか、否か
   1.1) すべての意味は「脳内生成されたもの」
   1.2) 認識されない自然現象は物理的特性はあるが意味はない
   1.3) 意味とは「人の領域」が大前提
   1.4) 自然現象は物理特性が認識されると「人の脳内」で意味になる
  2) 意味の現れ方
   2.1) 「自然界のゆらぎ(自然現象)」の認識――外発的認識
     ――自然現象(外発的ゆらぎ)を人が五感で感じ脳内で違いとして現れる
   2.2) 「脳内のゆらぎ」の認識―――――――――内発的認識
     ――内面的なゆらぎ(内発的ゆらぎ)が脳内で違いとして現れる

3.意味の最小単位

  1) 「意味がある」とは何がある?
   1.1) 「意味」の中身がある――意味の中身=「内核」
    1.1.1) 意味の中身は無限発散する→最小の意味も無限発散する
    1.1.2) 無限発散する中身を入れる「入れ物」の存在
    1.1.3) 「入れ物」は中身に関係なく「ある・ない」が規定可能=0/1 bit構造
    1.1.4) 「入れ物」には「範囲」がある
    1.1.5) 「範囲」がないと、中身は無限発散する――意味が確定しない
    1.1.6) 内核(意味の中身)は意味の最小単位ではない
   1.2) 「意味がある」という状態がある=意味の「入れ物」がある――入れ物=「外殻」
    1.2.1) 外殻がないと内核は無限発散する→「意味がある」=「意味の外殻がある」
    1.2.2) 「外殻がある」=「中に内核をもつなんらかのまとまりがある」
        →「外殻」は内核ではない=「意味の中身」の意味を持たない
        →「外殻」が現す唯一の意味=「あるか・ないか(0/1 bit構造)」
        →「あるか・ないか」は中身に関わらず「違い(差異)」という唯一の意味
    1.2.3) 「外殻があるかないかという違い」=「違い(差異)」が意味の最小単位
   1.3) 「意味がある」の最小単位は「差異がある」=「差異の発現」
   1.4) 「意味」の最小単位=「差異」
  2) 最初の意味=「原初認識/原初意味」―――意味の最小単位「差異」の立ち上がり
    ―脳内で違い(差異)が現われる/人が違い(差異)を認識する――「何かが違う」

4.意味生成構造――意味生成プロセスを内核/外殻で再編

  1) 原初位相(内核の発現)
    境界が発現=差異が発現
    場の区別――「なんか違う」の実態は、「二つの別の場がある、よく説明できないが」
    「何かが違う」という原初意味が、まだ説明不能な形で立ち上がる
  2) 構造位相(外殻の形成)
    境界が閉包
    範囲が確定
    内側と外側の関係が成立
    領域が発現
    意味が形成——意味が保持可能な構造として形成
  3) 意味の生成=内核の発現/外殻の形成の二位相構造

5.「開いた構造」から「閉じた構造」へ

  1) 開いた構造が立ち上がる――「境界と場で差異が立ち上がる」
   1.1) 開いた境界と開いた場で開いた差異が立ち上がる
   1.2) 差異(意味の最小単位)が開いていると中身は発散し続ける
   1.3) 発散し続ける意味は、意味がまとまらない(意味がない)
  2) 構造を閉じる――「関係と領域で構造体が形成される」
   2.1) 境界が閉じると関係が固定化する(あっち/そっち→内/外)
   2.2) 場が閉じると範囲をもち、領域として発現する
   2.3) 境界と場が閉じると差異も閉じ、中身の発散が止まる
   2.4) 閉じて中身の発散が止まった差異は、意味という構造体となる
   2.5) 差異という開いた構造体は、閉じて、意味という構造体になる
  3) 構造の開閉
   3.1) 開いた構造/閉じた構造――差異/意味=水/氷
    3.1.1) 開いた構造__波打つ/流動的/発散する/未確定――差異・水
       ――何かが違う。。。
    3.1.2) 閉じた構造__なぎ/固定的/収束する/確定
   3.2) 開いている=不明・不確定・不安定/閉じている=確定・安定・固定
  ――差異=なんか違う(不明)/意味=○○が違う(確定)
  4) 構造開閉の循環/位相転移――意味は融けて差異になる(氷は融けて水になる)
   4.1) Phase-Change は閉じた構造を再び開いて発散を再開させること=位相転移
   4.2) 再度開いた構造は、発散を開始し、別の形で閉じることが可能
   4.2) 構造の開閉は、意味生成プロセスを循環させる
  5) 意味の立体構造
    境界=一次元/場=二次元/差異構造=三次元―――開いた三次元構造
    関係=一次元/領域=二次元/意味構造=三次元――閉じた三次元構造  
    ――一次元・二次元を閉じると立体化(三次元)する
  6) SF構造の開閉
    ストック=閉じた構造
    フロー =開いた構造
    生成→固定→変容=フロー→ストック→フロー
  7) 差異・意味・構造の再定義:
    差異=境界と場が開いた状態にある構造/発散する意味
    意味=開いた構造が閉包し関係と領域を持つ構造/収束した差異
    関係=境界が閉包したもの
    領域=場が閉包したもの
    構造=開閉がある―――開いた構造=差異/閉じた構造=意味
  8) DSR理論とは:
   本理論では、あらゆる対象を「開いた構造」と「閉じた構造」の位相差として捉える。
   差異・意味・価値・資産・貨幣は、それぞれが開閉を繰り返す同一生成構造の異なる現れ。
   ストックとは閉じた構造であり、フローとは開いた構造である。
   世界の変化とは、構造が閉じ、再び開き、別の形で閉じ直される循環である。

6.意味の源泉——「関係(方向づけ)」

  1) 内核の発現→外殻の形成
   1.1) 内核の発現
     ――原初認識/原初意味=差異の発現/境界の発現
     → 内核の発現とは、境界のあらわれ
   1.2) 外殻の形成
     ――境界の発現→関係の成立→領域の発現→意味構造の形成
     → 外殻の形成とは関係の成立
  2) 境界と関係――「方向づけ」をする一次元構造
   2.1) 境界(一次元構造)――場(二次元構造)の「そちら」と「こちら」の方向づけ
   2.2) 関係(一次元構造)――領域(二次元構造)の「内/外」の方向づけ
   2.3) 一次元構造/方向づけという共通性→境界=関係
   2.4) 原初意味=差異の発現→ 意味の源泉は「関係(方向づけ)」である

7.関係の傾斜――方向性が生じる生成条件

  1) 関係を決める「傾斜」とは
   1.1) 関係は一次元構造
   1.2) 一元構造は「傾く」
   1.3) 差異が落ちる方向は傾きが決める
  2) 傾斜由来による関係の類型
   2.1) 無傾斜関係――Correspondence(対応)
     – 傾斜なし→方向性なし
     – 並置・隣接・対応
   2.2) 構造的傾斜関係――Configuration(配置)
     – 傾斜あり→方向性あり
     – 傾斜由来――外発(上下・高低・内外・重力・温度・圧力 等)
     – 外発的方向性――人に関わらず空間的・物理的構造により向きが決まる
   2.3) 意図的傾斜関係――Orientation(志向)
     - 傾斜あり→方向性あり
     - 傾斜由来――内発(意志・選択・好み 等)
     - 内発的方向性――人が意図的に向きを決める
  3) 差異の発現=無傾斜関係のたちあがり
   3.1) 差異の発現=境界の発現=なんか違う――対応(無傾斜関係)のたちあがり
   3.2) 意味生成の再定義――関係の発現→意味の形成
   3.3) 意味のはじまり――関係のたちあがり(無傾斜関係=対応=のたちあがり)
  4) 「無傾斜関係がたちあがる」とは
   4.1) 「無意味なものがある」から「あるものに意味が現れる」に変わる条件

8.意味が関係でしか始まらない理由

  1) 単体では意味は生成できない
  2) 内発的認識の究極源泉——―外部源泉=五感で取り入れた自然現象
  3) 思考実験:五感のない赤ちゃん
  4) 帰結:意味の最初には必ず関係が立ち上がる
  5) 最初に立ち上がる関係は無傾斜関係――関係がなければ、傾く対象が存在しない
  6) 無傾斜関係の最小モデル――bit(0/1)

   6.1) bit は最小の関係構造
     ――bit は 0 と 1 という二つの状態から構成
     ――その意味は、どちらか一方にあるのではなく、両者の対応関係
   6.2) 主体―客体としての 0/1
     ――0 と 1 は主体と客体として読み替え可能
     ――0 から 1 を認識する関係は外発的認識
     ――1 から 0 を認識する関係は内発的認識
   6.3) bit における無傾斜関係
     ――これら二つの認識は同時成立・方向も軽重も存在しない
     → bit において成立しているのは、傾斜をもたない純粋な対応関係
   6.4) bit は意味の最小単位の具体系
     ――bit は意味が立ち上がる最小の構造モデルとして理解可能
     ――1は0がないと意味がない/0が存在しないと1も存在しない
     ――bitは意味のはじまりが無傾斜関係であることを具体的にあらわすもの。

9.BS-DSRフレームによる意味生成構造

  1) BS-DSRフレームによる意味生成構造
    P1:外発的ゆらぎ(自然現象)の存在
    P2:関係の発現――差異(無傾斜関係=開いた関係)の発現(開いた境界→開いた場)
    P3:領域の発現――関係が閉じる=関係が傾く=内側が領域として浮かび上がる
    P4:構造の形成――閉じた関係/閉じた領域が構造化する=意味が現れる
    PC:構造が開く――開いた関係(無傾斜関係)が再発現――意味の変容・再生成循環
  2) DSRで意味は生成・変容される
    関係(R)の発現 → 領域(D)の発現
    → 構造(S)の形成 =意味の生成
    → 関係(R)の再発現=意味の変容

10.結論――意味のはじまりは、開いた関係のたちあがり

  1) 意味の源泉は関係(R)である
    ――最初に立ち上がるのは無傾斜関係(対応)
  2) 無傾斜関係とは、開いた関係である
    ――方向・軽重・内外が未確定な関係
  3) 開いた関係は未確定の意味(差異)を立ち上げる
  4) 関係が閉じることで、意味は確定する
  5) 関係が閉じない限り、意味は形成されない
  6) 意味とは、関係が開き、閉じる生成過程である
  7) 意味は、関係(R)と領域(D)の構造体(S)である

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