=『世界は関係でできている』 カルロ・ロベッリ=
1.『世界は関係でできている』
「エルンストマッハ『経験批判論』…物理世界と精神世界は同じ…バートランドラッセル同じ考え…この世界は精神と物質の二種類があるのではない…単に相互の関係では異なるパターンに配置されるだけ…ある種は心的と呼ばれ、その他は物的と呼ばれる…マッハにすれば、知識は主体(主観)が所有するものではなく、人間の具体的な行動–具体的な歴史の中で自分が相互作用しているこの世界の事実をよりよく組織化する術を身につけていく活動–のこと」
(世界は関係でできている_P127)
「意味とは妥当な相対情報… 相対情報はエンタングルメントの様な三者によるダンス…二者の相関関係を眺める私=第三者…」
(世界は関係でできている_P173/176)
2.『時間は存在しない』
「世界は互いに関連し合う視点の集まり…外側から見た世界について語ることは無意味…なぜならこの世界には外側がないのだから…」
(時間は存在しない_p124)
外側から見る視点は存在しない
⇒ 「世界は存在しない(マルクス・ガブリエル)」の『対象領域』との共通点
「時間が流れているように感じるのは、星空が地球を回っている様に感じるのと同じ…実際には地球が自転公転している…時間も相対的なものにすぎない」
(時間は存在しない_p132)